コラム

「困りごと」活用法 2

2025/07/16

その2 リーダーの困りごと活用法

部下を持ちリーダーと呼ばれるポジションにいて、部下に対して、達成が難しそうな高い目標(ちょっとした困りごと)を与えるとき、リーダーには、大きくざっくり分けて2つのタイプがあると思います。

①ゴールだけをポンと示し、「今期中に結果出してね」と丸投げし、たまに進捗確認をするタイプ。 

②ゴールに対して達成できそうな手法、スケジュールをリーダー自ら考え細かく部下に伝え、毎日の様に進捗確認をするタイプ。

みなさんはどちらのタイプがリーダーとして相応しいと思いますか?

答えは、、、どちらも相応しく、どちらも相応しくない、です。

どういうことかというと、伝える部下のタイプによって違う、ということです。

①は想像力を働かせて、自分なりのやり方でどんどん進めるタイプには合っています。②は与えられた仕事をきっちりとこなし、スケジュール通りに推し進めることができるタイプにマッチしています。

これが逆だとどうなるでしょうか。ご想像の通り、仕事は一向に前に進みません。

つまり、リーダーは部下のタイプによって使い分けをしないといけないということです。しかしながら、、、この使い分けができないリーダーが多いと私は感じています。

①のタイプは、上司の単なるメッセンジャーとして、ただ上司から言われたことを下に伝えるだけで、結果だけを求める人です。調子のよい感じで、自分が困った時にはうまく回避するチカラを身に着けています。

②のタイプは、人に任せることが苦手で、管理重視で自分の思うように部下を動かしたい人です。業務改善や新規事業など、部下からの提案には腰が重く、現状をできるだけ維持したい人です。

※あくまで私の主観です。。。

その①で書きました通り、困りごとは大きな力の原動力になる可能性を大いに秘めていますが、リーダーとしてその伝え方、与え方で変わってくるということを知っていただければと思います。

失礼致しました。。。